太宰治の小説に『男女同権』というものがあるのですが、ある老詩人の「男女同権」についての講演という体でのお話で、「新憲法」によって男女が平等になったことをお祝いするという内容です。しかし、老人は幼少より女性にいじめられており、彼にとっての男女同権は、男性の権利を取り戻すということであり、最後は「私のこれからの余生は挙げて、この女性の暴力の摘発にささげるつもりでございます」と締める、なかなか皮肉のきいた話です*1。
というわけで、現代でもこの「男女平等」が少々いきすぎではないのか、みたいな話が転がっているわけですが、今日は男性はついにイタリアンにも入れなくなったという話。
しかし男はイタリア料理食べる権利もない時代きてんのな! pic.twitter.com/yDUa6MXIzA
— araichuu (@araichuu) 2016年9月17日
どこぞやのイタリアンの店の前に掲げられた看板のようで、「男性のみ」の入店をイラストで断っています(女性のみ、もしくは女性とくればOK)。これについて「男性差別だ!」と賑わせているわけです。
まあしかし、相手の主張も聞いてみて判断するのが「民主主義」でございますので、この店のことについて色々と調べてみました。
続きを読む